日本史用語の基礎知識

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稲生原合戦【織田信長 対 織田勘十郎(織田信勝)】

稲生原合戦について【表記】稲生原合戦(稲生合戦)【読み】いのうはらかっせん(いのうかっせん)【時代】戦国時代稲生原合戦とは弘治2(1556)年に、織田信長と織田勘十郎(織田信勝)との間で行われた合戦。(『織田信長像(部分)』長興寺所蔵 Wi...
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冠位十三階【日本で二番目に制定された画期的な冠位制度(官位制度)】

冠位十三階について【表記】冠位十三階【読み】かんいじゅうさんかい【時代】孝徳天皇朝『冠位十三階』とは『冠位十二階』に続いて、日本で二番目に制定された冠位制度(官位制度)。中大兄皇子を中心とする改新政権によって、大化3(647)年に制定された...
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忠臣【日本史上たった一人のための官職が爆誕!】

忠臣について【表記】忠臣【読み】ちゅうしん【時代】奈良時代忠臣とは令外官。日本史上で、「忠臣」に就いたのは、藤原北家出身の藤原魚名しか存在しない。藤原魚名(721~783)奈良時代。藤原房前の子。忠臣の年表<宝亀9(778)年>3月3日、藤...
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内臣【日本史上で僅か四人しか就いていない官職!】

内臣について【表記】内臣【読み】ないしん【国風読み】うちつおみ【時代】飛鳥~奈良時代内臣とは令外官。皇極天皇4=大化元(645)年6月14日、『大化改新』政権が発足。その時に「大錦」位を授与された中臣鎌足が就任したことが始まり。中臣鎌足の「...
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留守官【天皇不在の宮都を管理!政変劇とも深い関係を持つ闇の官職】

留守官について【表記】留守官【読み】るすのつかさ【国風読み】とどまりまもるつかさ留守官とは古代の官職。「留守司」も同義と考えられている。天皇が行幸している間、皇宮(皇都)を管理するために設置された官職。令制下では、主鈴が管理する駅鈴と蔵司が...
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大師(太政大臣)【日本史上唯一の官号!人臣最初の「太政大臣」は中国風に!】

大師について【表記】大師【読み】たいし【時代】奈良時代大師とは太政大臣のこと。「太師」とも書かれる。天平宝字2(758)年、光明皇太后の力を背景に、当時の朝廷を統括していた藤原仲麻呂(恵美押勝)に拠って、官号が唐風に改称された際に「太政大臣...
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知太政官事【天武天皇皇統における皇親政治の要】

知太政官事について【表記】知太政官事【読み】ちだじょうかんじ知太政官事とは奈良時代に設置された令外官。この職に就任しているのは、天武天皇皇統の皇親4人に限定されており、天武天皇系の皇子(親王・王)に拠り政務を統括した上で、政治の安定を目的と...
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御史大夫【天智天皇が設置した官職】

御史大夫について【表記】御史大夫【読み】ぎょしたいふ御史大夫とは古代。天智天皇の朝廷で制定された官職。左右大臣に次ぐ官職であった。制定されたのは天智天皇10(671)年正月5日、大友皇子が太政大臣に任命され、続いて左大臣に蘇我赤兄、右大臣に...
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大連【大臣と並び大王(天皇)を輔弼した伴造】

大連について【表記】大連【読み】おおむらじ大連とは【時代】古代ヤマト王権(大和朝廷)における上位の豪族の称号。「大臣」と並び政治に参画した。「大連」の設置時期については、『日本書紀』の「垂仁天皇紀」には、『天皇、物部十千根大連に勅して曰はく...
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大臣【古代ヤマト王権(大和朝廷)の執政豪族】

大臣について【表記】大臣【読み】おおおみ【時代】古代大臣とは大和朝廷における最上位の豪族の称号。「大連」と並び政治に参画した。『日本書紀』によると成務天皇3(133)年に、武内宿禰が「大臣」に任命されたのが最初とされる。『武内宿禰を以て、大...