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日本史用語の基礎知識

中納言【大納言に准じる令外官】

中納言について【表記】中納言【読み】ちゅうなごん【国風読み】なかのものまうすのつかさ・すけのものまうすのつかさ【官位相当】従三位【唐風呼称】黄門中納言とは令外官(令外の官)。律令体制下で太政官を構成するが令制に規定されない官職。主な仕事は、...
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大納言【太政官のナンバー2!武家にとっても大事な官職!その歴史と実態とは?】

大納言について【表記】大納言【読み】だいなごん【国風読み】おほいものまうすのつかさ【官位相当】三品(四品)・正三位【唐風呼称】亜相・侍中大納言とは律令体制下で太政官を構成する官職。《太政官と八省の関係図》大臣━大納言┳少納言局      ┃...
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太政官【日本を支配した統治機構!】

太政官について【表記】太政官【読み】だいじょうかん【国風読み】おおいまつりごとのつかさ太政官とは八省百官を統括した統治機構のこと。統一中央政権が国土と人民を支配する制度「公地公民制」の確立に伴い、強固な政治機構と全国規模の行政力を必要とした...
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忠臣【日本史上たった一人のための官職が爆誕!】

忠臣について【表記】忠臣【読み】ちゅうしん【時代】奈良時代忠臣とは令外官。日本史上で、「忠臣」に就いたのは、藤原北家出身の藤原魚名しか存在しない。藤原魚名(721~783)奈良時代。藤原房前の子。忠臣の年表<宝亀9(778)年>3月3日、藤...
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大師(太政大臣)【日本史上唯一の官号!人臣最初の「太政大臣」は中国風に!】

大師について【表記】大師【読み】たいし【時代】奈良時代大師とは太政大臣のこと。「太師」とも書かれる。天平宝字2(758)年、光明皇太后の力を背景に、当時の朝廷を統括していた藤原仲麻呂(恵美押勝)に拠って、官号が唐風に改称された際に「太政大臣...
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知太政官事【天武天皇皇統における皇親政治の要】

知太政官事について【表記】知太政官事【読み】ちだじょうかんじ知太政官事とは奈良時代に設置された令外官。この職に就任しているのは、天武天皇皇統の皇親4人に限定されており、天武天皇系の皇子(親王・王)に拠り政務を統括した上で、政治の安定を目的と...
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中宮職【藤原氏の思惑に翻弄された令制官】

中宮職について【表記】中宮職【読み】ちゅうぐうしき【国風読み】なかのみやのつかさ中宮職とは中務省被管の官職(大職)。中宮職の職掌天皇の正妻である皇后に関わる諸事に携わる令制官。後宮内における事務管理業務を担当。また、皇后に臣下の言葉を奏上し...
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中年寄

中年寄について【表記】中年寄【読み】ちゅうどしより中年寄とは江戸時代。江戸城大奥における職制のひとつ。御台所(将軍正室)、御簾中(将軍後継者の妻)、姫の身の回りの用事を担当。「若年寄」とも呼ばれた。御年寄の直接指揮下にあって、差配通りに動い...
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伴造【大王(天皇)にオトモで徹底ご奉仕した豪族!】

伴造について【表記】伴造【読み】とものみやつこ伴造とは【時代】古代大王(天皇)の下で、世襲的職能集団である「品部(ともべ)」を隷属下に置いて管理統括し、それぞれの職能を以って、ヤマト王権(大和朝廷)内の諸職や技術的職務に奉仕した豪族のこと。...
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兵司

兵司について【表記】兵司【読み】つはもののつかさ(へいし)兵司とは律令体制下の官職で、後宮十二司のひとつ。「後宮職員令(『養老律令』)」によって規定された官司。兵器に関する業務等を司る職。ただし具体的な職務内容については、不詳である。天皇の...