日本史用語の基礎知識

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御客会釈

御客会釈について【表記】御客会釈【読み】おきゃくあしらい御客会釈とは江戸時代。江戸城大奥における職制のひとつ。大奥の接待部門を統括した役職である。将軍が大奥入りした時には、大奥での将軍接待の全てを取り仕切った。さらに、月一回に実施される大奥...
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上臈(上臈御年寄)

上臈(上臈御年寄)について【表記】上臈(上臈御年寄)【読み】じょうろう(じょうろうおとしより)上臈(上臈御年寄)とは江戸時代。江戸城大奥における職制のひとつ。大奥勤務の中では最高位の役職である。徳川幕府将軍の御台所(正室)は、多くが京都の公...
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御年寄

御年寄について【表記】御年寄【読み】おとしより御年寄とは江戸時代。江戸城大奥における職制のひとつ。大奥勤務の中では実質的最高位の役職である。「老女」・「局」とも称される。御年寄の格式大奥の一切を管掌し、「老中」と並び重きを成す存在で、その格...
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大奥

大奥について【表記】大奥【読み】おおおく大奥とは江戸時代。幕藩体制下、諸大名や旗本等の有力武家の御殿や屋敷は、政治向きのことを行なう「表」と、当主の私的な生活空間である「奥」とに分かれており、とりわけ徳川将軍家の居城である江戸城本丸における...
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冠位十二階【日本最初の冠位(官位)制度!】

冠位十二階について【表記】冠位十二階【読み】かんいじゅうにかい『冠位十二階』とは日本最古の冠位制度。「臣」姓や「連」姓を含む、中級、及び、下級の豪族を朝廷の官人として位付けた制度。制定には、当時、推古天皇の摂政であった厩戸皇子が当たったとさ...
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伴造【大王(天皇)にオトモで徹底ご奉仕した豪族!】

伴造について【表記】伴造【読み】とものみやつこ伴造とは【時代】古代大王(天皇)の下で、世襲的職能集団である「品部(ともべ)」を隷属下に置いて管理統括し、それぞれの職能を以って、ヤマト王権(大和朝廷)内の諸職や技術的職務に奉仕した豪族のこと。...
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臣について【表記】臣【読み】おみ臣とは古代。大和地域、及び、大和近隣の畿内に本拠を置いた豪族の姓。大伴氏や物部氏の「連」姓を名乗る「伴造系豪族」に対して「臣」姓の豪族は「在地系豪族」とも呼ばれる。武内宿禰の末裔を名乗る「臣」姓の豪族たち《武...
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連について【表記】連【読み】むらじ連とは古代。伴造系の豪族に与えられた姓。主として神代より職能をもって天皇家に仕えてきた氏族。また氏の名が職能を表している場合が多いのも特徴とされる。代表的な連姓大伴氏・物部氏・土師氏・佐伯氏・阿曇氏 等。天...
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大夫【政治に参与した有力豪族】

大夫について【表記】大夫【読み】まえつきみ(たいふ)【別表記】群卿・群臣大夫とは古代。上級官人のこと。大臣に次ぐ官職で政策の協議運営に関与した(後の律令官制の四位以上相当と見られる)。大夫には、主として有力豪族から選出され構成された。《イメ...
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大兄【皇位継承資格保有者に与えられた称号の実態とは】

大兄について【表記】大兄【読み】おおえ・おいね大兄とは古代。次期大王(天皇)候補の資格を有する王子(皇子)、及び、王のこと。後の「皇太子」に準ずるが、「皇太子」は唯一絶対無二の存在であるのに対し、「大兄」の称号を有する王子(皇子)は同時期に...