日本史用語の基礎知識

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大炊寮

大炊寮について 【表記】 大炊寮 【読み】 おおいりょう 大炊寮とは 宮内省被管の官司。 納税された舂米等の保管管理業務、及び、それらを各官司に対しての分給や、炊飯した状態での配給業務等を担当する官司(小寮)。 天智天皇朝の頃から存在してい...
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木工寮

木工寮について 【表記】 木工寮 【読み】 もくくりょう 木工寮とは 宮内省被管の官司(大寮)。 宮中の土木建築工事を担当する官司。 京内に架かる大規模橋梁の保守修理も担当していた。 木工寮の組織と役職 《官制略図》     ┏神祇官   ...
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大膳職

大膳職について 【表記】 大膳職 【読み】 だいぜんしき 大膳職とは 宮内省被管の官司。 宮中で催される会食の料理等を担当する官司。 醤、未醤等の調味料の製造(主醤)や、菓子や雑餅の製造(主菓餅)等の業務も担当していた。 平城天皇の官制改革...
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宮内省【皇室のお世話の番人】

宮内省について 【表記】 宮内省 【読み】 くないしょう 【国風読み】 みやのうちのつかさ 宮内省とは 令制八省のひとつ。 天皇や皇族等、皇室の衣食住を中心とした庶務等を担当。 宮内省の職掌 宮内卿の職掌は、諸国からの調雑物、舂米、畿内の官...
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縫部司

縫部司について 【表記】 縫部司 【読み】 ぬいべのつかさ 縫部司とは 大蔵省被管の官司(中司)。 官服の縫製を担当する官司。ただし、職掌については他省の部署との関係等、不明な点も多い。 平安時代、平城天皇の官制改革で、中務省隷下の縫殿寮に...
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漆部司

漆部司について 【表記】 漆部司 【読み】 ぬりべのつかさ 漆部司とは 大蔵省被管の官司。 木材、布、紙、革への漆塗りを担当する官司。朝廷で用いる器物、仏像、絵画等に漆細工を施した。 平安時代、平城天皇の官制改革で、中務省隷下の令外官である...
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掃部司

掃部司について 【表記】 掃部司 【読み】 かにもりのつかさ 掃部司とは 大蔵省被管の官司。 朝廷が実施する諸行事の準備設営等を担当する官司。必要な資材は、大蔵に収蔵された調を用いたりした他に、当司の駈使丁が栽培等を行って使用した。 嵯峨天...
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典鋳司

典鋳司について 【表記】 典鋳司 【読み】 いものし(いもののつかさ) 典鋳司とは 大蔵省被管の官司。 国庫に収蔵された金銀銅鉄の原材料を使った鋳造を行う。、また、塗金、彫金等を施した金属器の製造、ガラス器、玉器の製造等を担当する官司。 光...
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大蔵省【出納の番人】

大蔵省について 【表記】 大蔵省 【読み】 おおくらしょう 大蔵省とは 令制八省のひとつ。 国庫の管理業務、宮廷行事の準備、衣服や道具の製造等を担当。 大蔵省の職掌 大蔵卿の職掌は、出納の管理であり、諸国からの調や銭、金銀珠玉、器物や薬剤の...
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囚獄司

囚獄司について 【表記】 囚獄司 【読み】 しゅごくし(ひとやのつかさ) 囚獄司とは 刑部省被管の官司。 徒刑となった者の監禁、及び、労役の監督、実刑の執行等を担当する官司。 刑の執行は、物部や物部丁の業務であり、その内、物部丁は、民部省か...