闡司について
| 【表記】 | 闡司 |
|---|---|
| 【読み】 | みかどのつかさ（いし) |
闡司とは
律令体制下の官職で、後宮十二司のひとつ。
「後宮職員令（『養老律令』）」によって規定された官司。宮閤の管鑰、及び、出納（諸門の鍵の管理業務）に関することを司る職。
宮閤とは・・・
宮は「宮門」のこと。
（『大宝令』では「中門」）
閤は「閤門」のこと。
（『大宝令』では「内門」）
管鑰とは・・・
管は「鍵を支える部分」のこと。
鑰は「鍵を開けるための合鍵」のこと。
闡司における役職と職務内容
尚闡（准正七位）１名。
宮閤の管鑰、及び、宮閤の出納業務。
典闡（准従八位）４名。
尚闡に同じ。
女孺10名。
一般業務。
平安時代以降の闡司
平安時代末期には姿を消したものの、江戸時代になって「闡司代」として復活した。