永正16(1519)年

時代

戦国時代。

天皇

【第104代天皇】 後柏原天皇

政体

幕府

【征夷大将軍】 足利義稙
【管領】 細川高国
【政所執事】 伊勢貞隆
【関東管領】 上杉憲房

朝廷

【関白】 二条尹房(10月13日就任)
【太政大臣】 藤原政長
【左大臣】 藤原実香
【右大臣】 二条尹房
【内大臣】 藤原経名
【権大納言】 藤原季種
藤原元長
藤原公胤(10月14日就任)
藤原宣秀(10月13日就任)
源通言
藤原季孝
藤原忠輔
源義稙
藤原守光
藤原稙家
【権中納言】 菅原章長
三条西公条
藤原為孝
藤原尚顕
藤原公音
藤原康親
藤原実宣
藤原実胤
三条公頼
藤原兼雄(6月25日、出家)
藤原隆永(6月29日、参議から転任)
【参議】 藤原隆永(6月24日、権中納言へ)
藤原実治
藤原隆康
藤原為学
藤原為和
藤原公彦
藤原伊長
藤原公兄
源通胤

出来事

5月11日 阿波細川氏、叛乱。

阿波細川氏で、前管領の細川澄之が、管領の細川高国に対して叛乱を起こし、阿波国守護の細川尚春を血祭りに挙げる。

8月15日 伊勢宗瑞(北条早雲)、死去。

後北条氏の家督は、北条氏綱が相続。

12月20日 武田信虎、躑躅ヶ崎館を本拠とする。

この年の8月から造営を進め、新しい本拠地として躑躅ヶ崎館に入る。

まとめ

この年、戦国時代の先駆けである伊勢宗瑞(北条早雲)が死ぬ。

また、甲斐武田氏でも、武田信虎が、自身の戦略実現のために、本拠地を移す等、地方では戦国時代が次なる段階へと進もうとしていた。

一方、畿内では、管領の座を巡り、細川氏の内紛が勃発する等、『応仁文明の乱』の延長とも言えるような混乱が、続けられていた。