膳司について
【表記】 | 膳司 |
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【読み】 | かしはでのつかさ(ぜんし) |
膳司とは
律令体制下の官職で、後宮十二司のひとつ。
「後宮職員令(『養老律令』)」によって規定された官司。
後宮での会食用料理を担当。御膳内容の監督業務、調理の毒見、料理、酒類、菓子類に関することを司る職。
尚膳は正四位相当とされる等、十二司の中では、蔵司の次に重要視された官職であり、律令体制初期には、女性皇族、藤原氏出身の女性が膳司を務めた。
膳司における役職と職務内容
尚膳(准正四位)1名。
後宮での会食用料理に関わることを担当。
典膳(准従五位)2名。
尚膳に同じ。
掌膳(准正八位)4名。
女孺60名。
一般業務。
掌膳で確認出来る職員は全て釆女からの昇進であると言われる。