兵政官 日本史用語の基礎知識 2019.09.26 目次1 兵政官について1.1 兵政官とは2 兵政官の年表3 兵政官と兵部省 兵政官について 【表記】 兵政官 【読み】 へいせいかん 兵政官とは 天武天皇朝に設置された軍政担当官庁。 兵政官の職務は、軍事の「軍政」部門、即ち、軍人の人事・考課、及び兵器類の管理であった。 兵政官の年表 <天武天皇4(675)年> 3月16日、栗隈王を兵政官長に任命。大伴御行を兵政官大輔(次官)に任命。 <朱鳥元(686)年> 9月28日、天武天皇崩御に際し藤原大嶋が兵政官のことを誄す。 兵政官と兵部省 『大宝律令』施行時に名称が「兵部省」と変更されたものと考えられている。 兵部省【文民統制の番人】兵部省について【表記】兵部省【読み】ひょうぶしょう【国風読み】つわもののつかさ兵部省とは令制八省のひとつ。内外武官の人事、全国に配備された兵員や兵器の管理、及び、全国各地の軍事施設の管理等を担当。兵部省の職掌兵部卿の職掌は、内外の武官の考選...