主船司

主船司について

【表記】 主船司
【読み】 しゅせんし(ふねのつかさ)

主船司とは

兵部省被管の官司。

難波津に係留する官船を管理し、全国の港にある私船を調査監視業務を担当する官司。

平安時代中期頃までには、廃止となる

主船司の組織と役職

《官制略図》

    ┏神祇官
    ┃
 天皇━┫
    ┃
    ┣太政官┳中務省
    ┃   ┣式部省
    ┃   ┣治部省
    ┃   ┣民部省
    ┃   ┣兵部省━━┳兵馬司
    ┃   ┃     ┣造兵司
    ┃   ┃     ┣鼓吹司
    ┃   ┃     ┣主船司
    ┃   ┃     ┃
    ┃   ┃     ┃《役職》
    ┃   ┃     ┃
    ┃   ┃     ┃ 正(正六位下)1名
    ┃   ┃     ┃
    ┃   ┃     ┃ 佑(従八位上)1名
    ┃   ┃     ┃
    ┃   ┃     ┃ 令史(大初位下)1名
    ┃   ┃     ┃
    ┃   ┃     ┃ 使部 6名
    ┃   ┃     ┃ 直丁 1名
    ┃   ┃     ┃
    ┃   ┃     ┃ 船戸
    ┃   ┃     ┃
    ┃   ┃     ┣主鷹司
    ┃   ┃     ┗隼人司
    ┃   ┃
    ┃   ┣刑部省
    ┃   ┣大蔵省
    ┃   ┗宮内省
    ┣弾正台
    ┣衛門府
    ┣左衛士府
    ┣右衛士府
    ┣左兵衛府
    ┗右兵衛府

※ 官位は相当